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女医脇田先生
Words to Live by
By Judit Kawaguchi
Translator: Toshio Ozawa
Approved By Kae Wakita


脇田加恵さん(35歳)は、皮膚科医で、東京の銀座区域にほど近い新富町にあるスキン・ソリューション・クリニックの院長です。自分でも認めるほどの仕事一筋の人である脇田先生は、自分の生き方には心からの幸せを感じていますが、日本の医療制度の現状についてとなると話はちょっと異なります。でも、脇田先生は、悩みを抱えている患者の治療方法について、実際に、すばらしいアイデアをいくつか用意しています。

医師は、病気にではなく、人間にこそ関心を持つべきです。
医師を目指す最大の理由は、人への関心であり、他の人を救い、人の役に立ちたいという強い欲求であるべきです。私たちは、心理学、歴史、文学芸術などが好きな子どもたちが医師を目指してくれることを必要としています。

現状では、医師には最も不向きな人が、医学部に入学しているのです。数学や自然科学を重視する入学試験が、間違っているのです。

日本人の患者の多くは、怖い顔つきをしているとか、腰が低いとか又は横柄な医者を好みます。それは、長い間ずっと、単にこのようないやな医師にいじめ抜かれてきたことによるのです。悲しいことに、患者は、自分から進んでひどい扱いを望み、受け入れているのです。そうすることに、患者は慣れているのです。

親切で、辛抱強くさらに女性であることは、医者にとってはおそらくは、最悪の組み合わせです。
たとえ、天才的な名医であろうと、患者の体温を測ったり、本物の医師を呼び入れたりすることのほかに、女医にも何かできることがあると信じる人は、まずいません。そして本物の医師とは、もちろん権威の象徴のような男性であり、患者はその医師に向かって、貴重な時間をとらせて申し訳ないと詫びなければならないのです。

誰も持ってないものを持ちたいのです。
私は、いつもユニークなものを探しています。そして、有名なブランド品を買うことは、絶対にありません。付和雷同することは、愚かなことと思います。

病院間では競争はまったく存在せず、そのため、仕事の上でも競争は全然ないのです。
同じ医学部を卒業した医者たちは、ときには、退職するまでの長年をずっと、同じ病院で一緒に過ごします。このような制度では、医者の地位が保証されているため、医者は、官僚のように、傲慢で冷淡な態度を採ります。医者は、また、互いにかばい合い、自分たちと出身学部を守ります。

納豆と赤ワインはすばらしい取り合わせです。
夕食には、グラス一杯の赤ワインとご飯に納豆を食べます。この組み合わせは、とても風味がよく、皮膚にはすばらしい効果があります。その理由は、赤ワインは、ポリフェノールを多量に含み、納豆は、皮膚にとてもよいイソフラボンを初め、たくさんの健康栄養成分がたっぷり入っているからです。

患者は、実際にそのとおりなのですから、お客さま又は大事なお得意さまとして大切に扱わなければなりません。
私のクリニックでは、自分ならばそうしてもらいたいと思うように、患者を診療します。クリニックでは、予約を受け付け、患者のプライバシーを守るために、カーテンではなく厚手のドアのついた広いプライベートルームを用意し、そして、ほかの患者がいるところでは、患者を名前では呼ばないようにしています。患者は、診察室で支払いをします。私は、患者との話に長い時間をかけて、患者のことを聞きます。こんなことは、基本的なことなのだと承知していますが、日本ではこれが、特別な取扱いなのです。

結婚相手を見つけることはほぼ諦めています。
私は、尊敬することのできる男性が欲しいと思うのですが、たいていの男性はあまりにも軟弱だったり、結婚していたりです。すてきな男性とは、夢を持ち、努力をし、一生懸命に働きそして成功する人です。その男性の夢は、お金をたくさんもうけることではなく、ほかの人の役に立つことです。男性は、誇りが高く、そして、信頼できます。こんな人はどこにいるのでしょうか。

少なくとも、公務員の半数は、解雇すべきです。
公務員は、国の予算や私たちの税金を悪用しています。市役所に行ってみてください。何百人もの公務員がたいていは豪華なデザインの建物の中で、書類をあちこちに移すことで時間を過ごしているのを目にするでしょう。この人たちに払っているお金は、代わりに健康管理に振り向けるべきです。

男性の役割と女性の役割とが混乱しています。
たいていの男性は、責任感をまったく持たない意気地なしですから、こんな男性に比べるとどんな女性でも強すぎるように見えてしまうのです。私もそんな女性の一人です。

外来患者制度は、管理不能になっています。
3時間待ちの、3分診察。この問題は、最初の受診のときに大部分の人が、地元の医療機関ではなく、大きな病院に行くことにあるのです。もし、私が一人の患者の診察に30分をかけたとしても、私は、わずか3分しかけない医者と同額の支払いが受けられるだけなのです。

私は、いつも誰もがやってみようとしないことに挑戦します。
私は、新富町にクリニックを開院したのですが、この町は賃貸料が法外に高額なため、クリニックがとても少ないのです。この区域にあるほかのクリニックの多くでは、健康保険扱いを認めないのですが、私のところでは使えます。私のクリニックでは、毎月、赤字です。そこで、クリニックを続けるために、止むを得ず、レーザー脱毛等のお金が稼げる診療にも手を出しているのです。

お薬は本当に高価ですが、なぜでしょうか?
薬品会社の間には、実質上、競争がまったくないように思われます。市場が高度に閉鎖的ですから、利ざやは巨額なものになるはずなのに、薬価がどうしてこんなに高いのか私には本当の理由が分かりません。

私の人生に最大の影響を与えたのは父親です。
私は3人姉妹の長女ですが、私たちは父親を心から慕っていたものですから、3人ともみんな医者になったのです。父親は、今でも医者なのですが、江戸時代の有名な医者だった赤ひげのように、ちっとも利己的なところがなく、自分が気になるのでという動機から、人の治療に当たっています。お金をもうけることは、父親にとっても、私たちにとっても優先権を持ちません。

高価なレストランは嫌いです。
私は、おしゃれな場所へはめったに行かないのですが、それでも行くたびに、価格は味に比例しないと、いつも同じ思いをしています。私は、すてきな家庭料理が味わえて、気取りのない雰囲気を持つ、質素な家族経営のような店が好きです。

日本人は、痛みや苦しみが好きなようです。
「痛みに耐えることは、大人であることの証しである」、日本の医療制度は、そのような信念に基づいています。医師が痛み止めを出すことを考えようともしないのは、そのためなのです。患者を苦しませてやれ、医師はそう考えているのです。そうすることが医師をさらに強くします。

東京の人は、予想していたよりはずっと親切です。
私は名古屋の生まれですが、名古屋では東京というところは冷たいといつも言われています。しかし、それは間違いです。

どうも私は、生涯独身で過ごすらしい。
理想を言えば、私は結婚して、子どもを生みたいと望んでいるのですが、結婚相手が見つからないし、それに、子ども生むための時間の余裕もなさそうです。たぶん、2匹の愛犬と幸せな一生を終えることになりそうです。

患者は、私のクリニックの宣伝に気を使ってくれます。
患者は、友達を連れてきたり、気の利いた手紙をくれたり、ときには、豆腐、さくらんぼ、野菜、それに私の好物の烏賊の酢漬けなどたくさんのプレゼントを持ってきてくれます。あるときには、まるごとたこ一匹を貰ったのですが、冷蔵庫にこれを押し込むのは一苦労でした。

日本の医療制度は、世界の諸国に比べると本当に遅れています。
超先進国の日本にあって、ほとんどの病院が悪夢のような状態にあることを見るのは、嘆かわしいことです。多くの建物は、修理が必要な状態にありながら、病院にはお金がないのです。この業界自体は健全でないのですが、それは競争がないためです。そんな状態にありながら、日本の医者や看護師は、非常に頑張っています。

私は、日中も夜も働いています。
晩には、翌日のスケジュールをチェックして、一人ひとりの患者の治療方法をじっと考えるのです。夢の中で、患者と話を続けながら、さまざまな処置を試しているのです。これは、もう一種の病気だと思うのですが、治療の必要は感じません。こんな様子で、私は幸せなのです。

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テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/08/11 23:59】 | Words to Live By和訳(J) | トラックバック(0) | コメント(0)
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