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銀座ホコテン物語 「弱い男性、強い女性」
今日はarcoという雑誌に掲載されたユディちゃんの記事です。
連載の第一回目です。これから四回、この記事を載せていきます。

外国人の視点から日本をもう一度眺めてみると、新しい日本像が浮かび上がってきます。

日本は確かに西洋への憧れがとても強いと思います。
私もその一人でした。。。
テレビ、新聞などメディアがかなり煽ってましたね。
アメリカは光と影の差が激しい国だと思います。(でもアメリカ好きですよ♪)日本のメディアが光しか見せないのは本当に問題。

最近少しずつ変わってきたかもしれないけれど、まだ不十分だと思います。もっとありのままを伝える番組を作ってほしい。そして日本の文化の素晴らしさを伝えるような番組を作ってほしい。

日本人は十分すぎるほどの「謙虚さ」を持っています。
あと必要なのは「誇り」、自分の文化に対するプライドだと思います。

日本の男性と女性にどんな印象を持っていますか?
日本の男性の全体的な印象を一言で言うならば、私は「おとなしめ」。
やさしくてすごくいい人が多いんだけど、自分をアピールしたり、積極的にリーダーシップを取ったりするのが外国人男性に比べて弱めかなと思います。
女性の印象は「元気」。色んなことにチャンレンジしている女性が世の中にたくさんいる気がします。だから自分だけ暴走するのではなくて、周り、男性への感謝も忘れないようにしないとですね。

「男女平等」ってどういうことなのでしょうか。
全く同じ働きをすることが平等ではない気がします。
男性と女性と、脳や身体の構造が違って、男性はどんなにがんばっても子供は産めないわけで、また、女性は身体能力においては男性に劣ります。精神面も同じことが言えると思います。それぞれ生まれ持った「特性」に適した働きをすることが「平等」なのでは?と思います。

どう思いますか?

以下は、ユディちゃんが見た日本社会、男性像、女性像です。
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銀座ホコテン物語

川口ユディ インタビュー


弱い男性、強い女性
―日本の中心でニッポンをみる


銀座、日曜日の歩行者天国。キュートな甚平姿で熱心に中年男性の話を聞くユディさんの姿はすぐに見つけられた。ここで道行く人を眺め、話を聞き始めてはや4年。「ホコテン・カウンセラー」として銀座、そして日本を見つめてきた川口ユディさんにお話を伺った。


―銀座で悩み相談を始められたきっかけは?

茨城での教員時代、生徒たちの悩みを聞くという経験を通して、東京へ転居してからも本格的な勉強ののち、カウンセラーとしての仕事を探したが、なかなか見つからなかった。そんなときに旦那さんとのサイクリング中通りかかってみつけたのが、銀座のホコテン。銀座は東京の中心。つまり、日本の中心ともいうことができる。ここは私自身が日本を知るためのアンテナを張るのにも一番いい場所だったの。


―4年間のホコテン・カウンセリングを通じて、一番感じていることはなんですか?

日本の男性は、弱い。社会でも、会社でも、家庭でもいちばん立場の弱い位置にいる。日本の男性は世界一の国を作り上げたのに、世界一かわいそうなのも日本の男性かもしれない。だって、私たちの周りのもの、便利な洗濯機をつくってくれたのも、世界一のコンピュータチップを設計して豊かな国にしてくれたのも、こうしてお休みの日にきれいな洋服を買って、おいしいお茶を飲むことができるのも、男性のおかげなのに、それでもなお、ここで話す女性たちは、「彼が何もしてくれない」と嘆くの。彼女たちが友達と銀座でショッピングしている間にも、彼は真夏の暑い中スーツを着て、働いてるっていうのにね。


―それにはどんな背景があるのでしょう?

日本の女の子が強いのね。これは日本のメディア、特にテレビ、の責任でもあるのだけれど、彼女たちは、たとえばアメリカのフェミニズムのいい部分しか見せられていないの。男性はいつも彼女たちに「愛してる」とささやいて、花束を捧げ、女性たちもみんなスタイリッシュに仕事をこなしているかのように思われているでしょう。でも実際は、睡眠時間もそこそこに死ぬほど働いて、弁護士をしている私の女友達の夢といったら、「早く結婚をして主婦になること」なのよ。ホコテンで話してくれる女の子たちは、「女性は昇進ができず、差別されてる」と言うけれど、よくよく聞いてみると、生理を理由に早退したり、休日はしっかりお休みを取っている。「今、こうしてあなたが銀座でランチやショッピングをしている間にも、ライバルの男性は仕事をしているのよ」と言うと、初めて気づいたようにびっくりするの。日本の女性たちは、男性に守られているのだということをもっとよく、感じるべきね。


―そのためにはどんなことができるでしょう?

ひとつには、もっと日本のことを勉強してほしい。そして、日本にもっと誇りを持ってほしい。日本が世界一の国だということを、もっともっと日本人の一人一人に自覚してほしいの。これほど安全で、なんでもできて、なんでも手に入る国は他にないわよ。日本のメディアは日本の悪いところとアメリカへの憧れを印象付けることしか言わないけれど、あれも、大きな問題のひとつ。メディアも変わる必要があるわね。


日本に住む外国人の友達の間で、日本を愛する会を開いているというユディさん。どこに行けばおいしいものが食べられて、安くかわいいものを買うことができるのか、そのへんのガイドブックよりもずっと詳しくて、どうやって日本をたのしむかということを熟知している。「日本がだいすき」ということばには、いつも本気で日本と向き合っているという自信が込められているような気がした。

インタヴュー後の雑談で、留学中のシカゴで出会った旦那さんについて触れると、さっきまで真剣に語ってくれていたユディさんの顔が、急に恋する乙女の顔になった。「I love Samurai. 彼はサムライなの」
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【2006/05/20 23:59】 | Ginza Hokoten 物語(J/E) | トラックバック(0) | コメント(6)
銀座ホコテン物語Ⅰ 
ユディちゃんは、銀座の歩行者天国でボランティアカウンセリングをしています。歩行者天国の一つの椅子に座って、ひたすら訪れる人の話を聞いてあげる、シンプルだけど意義深いことだと思います。Japan Times, International Herald Tribuneなどに、ホコテンカウンセリングをするユディちゃんの記事が載りました。

日本人ってなかなか本音を言えない性質がありますよね。辛いのに辛くない風を装ってみたり、本当は嫌なのに断れなかったり。微妙な他人との「距離感」がある気がします。ストレスを自分の内に溜めやすいです。日本人が先進国の中では自殺率トップというのもちょっと分かる気がしますね・・・。基本的に自分より周りの利益を優先したり、お人よしゆえ損することが多いような、いわゆる「いい人」的な要素を多分に持っていると思います。

でも、自分が「問題だ!!!」と深刻に思っていることは意外とシンプルな場合が多い。紙に書き出してみたり、人に話してみたりすると、思ったより説明が早く終わって、アララ??と思ったりします。プロのカウンセラーも、ひたすら話を「聞く」んですよね。それによって患者が自分自身の頭を整理して、自分で解決方法を見つけられるように導いてあげるそうです。

ユディちゃんはホコテンカウンセリングをしながら、机上の空論ではない、生の日本人の姿をたくさん見てきたことでしょう。話を聞いてもらうことで救われた人もたくさんいたんではないでしょうか。

以下は、ホコテンカウンセリングをしながら、ユディちゃんが感じたことです。どうぞごゆっくり~。

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川口ユデイ

銀座ホコテン物語

第一回


私は日本がだいすき!すばらしい家族、たくさんのすてきな友人たち、そして私が関わるすべての人たちがとても親切に思慮深く接してくれること。私は、ほんとうに毎日毎日日本に感謝をし、そんな自分をラッキーだと思っている。

私は過去5年間、道行く人々に自由に感情を発散してもらうことで、恩返しをしていく機会をつくろうと、銀座ホコテンにラブアンテナを設置してきた。この感情的なつながりを通じて人々の問題を聞いていると、多くの日本人が同じような罪意識による自身への愛の欠如や苦しみ、日本のメディアに見られるような自虐的な国家的アイデンティーといった重荷を背負っていることに気がついた。私はこの連載において、どうやってそれを解決していけばよいかという私自身の考えを交えながらこれらの感情のルーツとなっているものを検証してみたいと思う。

私はシカゴに住んでいたときでさえ、日本においてなにかがとてもおかしいということに気がついていた。なぜならそこ―パリやその他のところでも―で出会った多くの日本人は日本について際限のない不満を抱いていたからだ。OK,私は思った。この人たちは日本が嫌いでそこを離れたのだ、と。でも、驚くべきことに、こういった長期滞在者だけでなく、日本からの旅行者までもが同じように自分の国をひどく酷評した。私がショックを受けたのは彼らがどうしても誇れるものをなにひとつ見つけられないことだった。これは、数年間アメリカに住んだ後、特におかしいことに感じられた。私は、様々な国からやってきた人たちに出会ったが、私たちはアメリカへの愛を共有しつつも、生まれた土地のたくさんのすてきなものをも持ち続けてきた。日本人以外のすべての人たちは。私はいつも、愛すべき日本について知っているほんの少しの知識を挙げてみた。たとえば、素晴らしい映画、詩、エレクトロニクス、伝統文化、私のちっぽけなリストはそれでもまだまだ続いたが、彼らのほとんどは実はそれらのことを知っているようには見えず、日本は生きるところではなく、その文化はなにひとつオリジナルなものはなくただごちゃまぜに輸入したものであり、またその歴史も恥ずべき出来事の繰り返しだ、と頑固だった。当時、私の知識はとても限られたものだったけれど、すでにこのときからそれは違う、と思っていた。今日、日本は世界第二位の経済大国で、世界一の長寿国であり、その上自国を護る高い兵器技術を持ちながらも、紛争の原因となるようなあらゆる武器の輸出を一切拒み続けてきた誇るべき国であることを私は知っている。しかしながら偉大な現在と過去の発展は日本人がそのことに誇りを持つには充分ではないのだろうか?一体どうして?

それでは、また。ホコテンから愛を込めて。
【2006/05/20 22:00】 | Ginza Hokoten 物語(J/E) | トラックバック(0) | コメント(1)
Ginza Hokoten Story I
Judit Kawaguchi

Ginza Hokoten Story I


I love Japan! I have so much to thank Japan for: a wonderful family, tons of great friends and the general bliss I feel 24/7 because of the immense kindness and thoughtfulness of pretty much everyone I come in contact with. I am one lucky girl and I thank for all this goodness every single day.

For the past five years I set up my love antenna in Ginza's hokoten to give people a chance to vent freely and myself the opportunity to return some of the love and attention I get. Listening to people's problems, through this emotional connection, I noticed that most Japanese are burdened by the same guilt-laden lack of self-love and the tortured, self-destructive national identity that I see in the Japanese media. My street monitor to the national psyche shows a confused picture and in this series I will examine the roots of these feelings while offering up my own ideas of how to deal with them.

Even while living in Chicago, I knew something was very wrong with Japan because most Japanese I met there ---or in Paris, for instance---complained endlessly about Japan. OK, I thought, these people didn't like it there so they left but amazingly not only long-term residents but even Japanese tourists gave the same bad rap to their country. What shocked me was how they couldn't find anything to be proud of. This was especially strange after living a few years in the US where I met people from so many countries and although we all shared our love for the US, we also had a lot of nice things to say about our birthplaces. All except the Japanese. I always offered up the little I knew and loved: the great movies, poetry, electronics, traditional arts, my tiny list went on but while most of them actually didn't seem to know much about any of it, they were adamant: Japan was not a place to live and its culture nothing original but simply imported mish-mash and its history a series of events to be ashamed of. Although based on my limited knowledge at the time I already disagreed, I didn't have enough information to back up my position. Now I know that Japan is the world's second biggest economy, has the world's longest life expectancy and it is the safest and the least aggressive country since it does not sell any military equipment to anyone, even though Japan has very sophisticated weapons technology to protect itself. Yet all the great current and past achievements are not enough to give the Japanese pride in themselves ? How come?

Till next time, from hokoten with love! JK
【2006/05/20 21:34】 | Ginza Hokoten 物語(J/E) | トラックバック(0) | コメント(0)
銀座ホコテン物語第二回
川口ユディ

銀座ホコテン物語 

第二回


私は2000年から銀座ホコテンの真ん中で、人々の話を聞いたり、めまぐるしく変わる人々の様子を眺めたりしながら時を過ごしてきた。カッコよく着飾って、最近東京へ出てきたばかりのかわいい彼女を連れた大阪出身の若い男の子。東京駅での駅弁販売の仕事を終え、ちょっぴり疲れてはいるけれどそれでもジョークの絶えない初老のおばさん。退職後に写真を撮っているおじさん。松屋にお魚を買いに来た福島県出身の中年カップル。
彼らは私がハンガリー生まれだと聞くやいなや、険しいブダ地区と平坦なペスト地区の間をドナウ川が流れるブダペストがどんなに美しい街であるか描写する。さらに、ハンガリーの音楽やワイン、民芸やたくさんの療養温泉についてまでも詳しくて、日本人は世界に関するなんてたくさんのことを知っていて、さらに深く知ることに貪欲な人たちのだろう、と私はいつも驚いてしまう。
次に、彼らは異口同音に、日本についてどう感じるかを私に聞く。「日本がだいすき!」 私が答えると、ここで、話がややこしくなる。おそらく、彼らは最もポジティヴで文化的な興味深い要素についてだけ詳しくなる傾向にあるので、私がすきでここ、日本に住んでいるということはいつも彼らを驚かせてしまうのだろう。もちろん、私は日本で生きることがすき。私は日本人の男性と結婚をして、彼のホームは当然私にとってのホームでもあるし、加えて、私は本当に日本がすきだから、たとえ独身だったとしても東京に住みたいと思っただろうな、とよく考えてしまう。
ここでの過去12年間、私は全く同じようなやりとりを数え切れないほど繰り返した結果、ある面白い発見をした。だいたい70歳くらいからそれ以上の先輩たちは、心得顔で微笑んで、肯き、そして日本は偉大な国で住みよいところだと力強く同意してくれる。日本人ではない私が日本をこんなにも愛することができるのを、驚きはするものの、理解し、喜んでくれた。しかしながら、55歳から65歳くらいの人々と、彼らの子供たちの世代、25歳から35歳の人々のリアクションはだいたいいつも全く違うものだ;「本当?ヨーロッパとかアメリカに住むほうがずっといいと思うけど。私はむしろそっちに住みたいけどな」。これはいわゆる日本の「ケンソン」とは違う。彼らは、本心で言っていて、その理由を熱心に説明しようとする。
ここで1985年のシカゴに話を戻してみよう。私がハンガリーからの飛行機から降り立って、ウェイトレスとして働いていたとき、私の周りにハンガリーについて知っている人はほとんどいなかったし、おそらく誰一人として、どうしてブダペストではなくてアメリカに住んでいるかなんて聞かなかったように思う。彼らのコメントはいつだって、「オーライ!アメリカへようこそ!ここは地球上でもっとも偉大な国さ」。力強いお言葉。私は生活を始めた頃、貧乏でただお金を稼ぐためだけにいつもいつも働かなければならなかったけれど、それでもアメリカにいられるという幸運に、感謝の気持ちを忘れたことなどなかった。
日本では、私は心の底からしあわせでいられる。でも、日本の人たちは自分たちが何をつくり上げてきたのかをちゃんと判っていないような気がする。
それでは、また。ホコテンから愛を込めて。
【2006/05/20 20:15】 | Ginza Hokoten 物語(J/E) | トラックバック(0) | コメント(0)
Ginza Hokoten Story Ⅱ
Judit Kawaguchi
Ginza Hokoten Story Ⅱ


Since 2000 I’ve been listening to people in the middle of Ginza’s hokoten and on any given day I see a great kaleidoscope of people: a young Osaka guy dressed in his coolest with his pretty girlfriend who was recently transferred to Tokyo, an elderly lady, a bit tired yet full of jokes, just off her shift selling lunchboxes at Tokyo station, a retired man taking photos and a middle-aged couple from Fukushima prefecture shopping for fish at Matsuya.
Once they hear that I was born in Hungary, they describe how beautiful Budapest is with the Danube river running between the hilly Buda and the flatter Pest sides. They are familiar with Hungarian music and wine, our beautiful folk arts and the many healing hot springs. I am always amazed how much Japanese already know about the world and how eager and curious they are to learn more.
Next they all ask me how I feel in Japan. “I love it here! “ Now this is the point where things get tricky. Maybe exactly because what they are familiar with tend to be the most positive and most culturally interesting aspects, I always get surprised looks that I prefer living here. Of course I do: first of all, I am married to a Japanese man and his home is naturally mine, too. Plus I really love Japan and often think that even if I were single, I would want to live in Tokyo.
In the past 12 years here I had this exact same conversation thousands of times and a fascinating pattern appeared: I found that people around 70 or over smile knowingly, nod their heads and heartily agree that Japan is a great country and a nice place to live. Still they are amazed that a non-Japanese can love it that much but at least they are understanding and happy about it. However, from people between 55 to 65 and their children, the 25-35 age bracket I often get a whole different reaction: “Really? I think it’s much better in Europe and in the USA. I would rather live there!” This is not the typical Japanese kenson: they seem to really mean it and are eager to explain their position.
Now let’s go back to 1985, Chicago when I was just fresh off the plane from Hungary and working as a waitress and very few people I talked to had any idea about Hungary and probably nobody ever questioned why I was living in the USA instead of Budapest. Their comment was always: “All right! Welcome to America! This is the greatest country on earth!” Words are powerful: although I was poor for the first time in my life and I had to work all the time just to pay the bills, every moment I felt thankful for the opportunity to be in the US.
In Japan I found total happiness but it seems to me that the Japanese just don’t see where I am coming from.
Till next time, from hokoten with love! JK
【2006/05/20 19:44】 | Ginza Hokoten 物語(J/E) | トラックバック(0) | コメント(0)
銀座ホコテン物語第三回
川口ユディ

銀座ホコテン物語

第三回


“ Cosmopolitans ― 国際人 ― ”

ハンガリーにいた小さい頃も、その後、学生時代を過ごしたアメリカでも、私はいつだって年配の人たちと一緒にいるのがすきだったの。 年配の人たちは包み隠さずすべてをシェアしてくれるので話が面白く真実味があって、私にとって情報の宝庫みたいだった。 彼らは自分をさらけ出して、彼らのプライヴェート部分へ立ち入ることすらも歓迎し、恥じたり臆したりすることなくどんな質問にも喜んで答えてくれたわ。
それは日本でも同じね。私には、70代や80代あるいはそれより年配の友達がたくさんいて、そのうちの何人かはとびきりクールな人たち。 彼らはエネルギッシュで、自身に挑戦するガッツにあふれ、この平和で豊かな国で生きてることを心から感謝しているの。 彼らは自身の文化についてよく知っているし、誇りをもっているのね。彼らの魅力を解くキイワードは学校教育だと思う。 彼らは第二次世界大戦以前に生まれて教育を受けた最後の世代でしょう? 総国民が息絶えるまで一丸となって国家を守ることに価値がある、勤勉に働けば日本は発展することができる、という考えを教わり、それと共に成長してきたのよね。 彼らの功績はほんとうに素晴らしい!  いま日本に生きる私は彼らの勤労が育んだ経済、生活水準を満喫しているわ。 私は彼らに感謝をしない日は一日だってないの。

 不可解なのは、どうしてそんなに素晴らしい人々が自分たちの子供を異なったメンタリティーに育ててしまったのかということね。 どうして次世代の人々はその両親たちの偉大なクオリティーを失ってしまったのかしら? いわゆるベビー・ブーマーたちはバブルを形成した人たちであるばかりでなく、彼らの子供たちに日本人でいる代わりに「国際人」であれと教えた張本人よね。 それは子供たちには“海外デザイナーのバッグを持ち、京都を訪ねたこともないのにパリに行くことだ、”と解釈されてしまった。 ベビー・ブーマーたちは結局、外国について多くを知ることは自国の文化や歴史に精通することよりも優先すべきことだと考えてしまった。 もっとも、外国を理解することができたかさえ不確かだけれど…。
一体どうして彼らはこんな風なんでしょう?答えは第二次世界大戦後、彼らの誇りを脱ぎ捨てさせ、国家愛を失わせるために開発された日本の教育システムにあると思うの。学校やメディアによって、日本人は彼らの歴史は恥ずべきものでまたその文化は外国から輸入したものだ、ととても上手に洗脳された。 その焦点は他国家の業績への賞賛や畏敬の念を養いながら、日本人としての罪悪感をインストールすることに当てられているの。子供たちが間違った教育を受けたとしても、彼らの両親は注意を払ってあげられないほどに忙しく働き、たぶん、過去については語らずより明るい将来に目を向けることこそがベストと考えたんでしょうね。
確かに、明るい未来は訪れたわ。でも、過去の威厳は今や見る影もない。今日の日本人は自分たちの歴史や文化についてほとんど知らないし、この土地に属しているという感覚がほとんどない。 彼らは自分たちの祖先の成し遂げたことについて無知で、どれほど日本人が世界に貢献してきて、現在もなお貢献しているかということを知らないの。 その結果、彼らが自分たち自身や家族、国家に誇りを持たないのは当然のことよ。彼らは自分たちは地球や世界に属すると考える。それは事実だけれど、私たちはグローバルになるその前に、ローカルになるべきだと思うわ。
私が日本に来たとき、私は私の夫の家族、私たちの住むちいさな町、地域のお祭りについて学んだわ。私は近所の人たちと友達になって、こういう一見小さなステップを通して、私は日本に対して、ここにいるという感覚、愛情、感謝の気持ちを育んだの。そして私を歓迎してくれた人々の国に対して貢献したいという望みを持ち始めた。 私にできたのだから、誰にだってできるのよ。
それでは、また。ホコテンから愛を込めて。


【2006/05/20 19:17】 | Ginza Hokoten 物語(J/E) | トラックバック(0) | コメント(0)
Ginza Hokoten Story Ⅲ
Judit Kawaguchi
Ginza Hokoten Story Ⅲ

Cosmopolitans


I always loved the company of elderly people, even as a little girl back in Hungary and later on in the USA. I guess that after a certain age people have nothing to hide and everything to share so they are more fun and also a wealth of information. With their personal walls all gone, they welcome visitors to their sacred private space where they happily answer any question without shame or hesitation.
In Japan, too, I have many friends in their 70’s and 80’s or more and they are some of the coolest people I know. They are energetic, full of guts to challenge themselves and grateful to live in this peaceful and affluent nation. They are proud of their culture because they know a lot about it. The key word here is schooling. They are the last generation to have been born and educated before Word War II and they grew up with the idea of forming the 100 million people’s firewall to protect their nation till their last breaths and working hard so Japan could develop. They did a fantastic job! I thank them every day because I enjoy the fruits of their hard labor.
The riddle is how could these wonderful people raise children with such different mentality? Why are many members of the next generation missing the great qualities of their parents? These so-called baby boomers are the ones who not only created the bubble, but also taught their children that instead of being Japanese, they should be “cosmopolitan,” which for them is translated into carrying foreign designer bags and going to Paris before ever visiting Kyoto. They think that knowing a lot about other countries comes before being familiar with their own culture and history, if they ever get to it at all.
How come they are like this? I guess the answer is in the Japanese education system which after WWII was developed to strip the Japanese of their pride and erase their patriotism. At schools and in the media, the Japanese were very successfully brainwashed that their history was shameful and their culture an import of foreign influences. The focus was on installing a sense of guilt while cultivating awe and admiration for the achievements of other nations. While the kids were mis-educated, their parents were working too hard to pay attention and maybe they thought that it was best not to talk about the past but to look forward to a brighter future.
Well, the bright future is here but all the grandeur of the past is gone. Today’s Japanese know so little of their history and culture that they have almost no feelings of belonging to this land. They are ignorant of the achievements of their ancestors, and don’t know how much the Japanese have and are contributing to the world. Naturally they have no pride in themselves, their family or nation. They think they are part of the earth and the world, which is true, yet before we can be global, we must be local.
When I came to Japan, I learnt about my husband’s family, our little neighborhood, our local festival, and I became friends with our neighbors and through these seemingly small steps I developed a sense of belonging, love and appreciation for Japan and a desire to contribute to the country whose people welcomed me. If I could do it, anyone can.
Till next time, from hokoten with love! JK
【2006/05/20 19:10】 | Ginza Hokoten 物語(J/E) | トラックバック(0) | コメント(0)
銀座ホコテン物語第四回
川口ユディ

銀座ホコテン物語

第四回


“なにか忘れてませんか?”

ここは、東京のダウンタウン。近代的な高層マンションが、川面や、おとなりのお味噌汁のにおいが漂ってくるほどに密集した背の低い家々に、その影を落とす。お年寄りたちは細い裏道に並んだ盆栽やお花のお世話をし、夜のパトロールやお祭りを通して文化を守り続けている。
日曜日、お年寄りたちは銀座の通りをぶらぶらしながら、路面電車が中央通を走り、たとえファッショナブルではなかったとしても、人々がきちんとした服装をしていた頃の思い出を語ってくれる。その頃、女性の多くは男性の数歩後ろを歩いていたけれど、それはたぶん女性は男性の後をついて行かなきゃいけないということよりも、彼らが正しい方向に歩いていることを確認するためだったんだと思う。
私は、お年寄りが今やっと、その努力に値する快適で平和な生活をエンジョイしているのを見るとうれしくなっちゃう。そして、そんな彼らの幸福とともに、彼らが戦争のことや、私たちのためにこの国を焼け野原から繁栄した天国へと再建するのにどれだけ一生懸命に働いたかを語るとき、彼らの痛みも共有するの。私は感謝の気持ちを述べた後に、申し訳ないと思いながらも、彼らにはまだやり残したことがあるので健康に気を使って長生きしてもらはなくてはならないと伝えるわ。もちろん彼らが急に亡くなってしまったら私たちがひどくさびしく思うから、という理由もあるんだけれど、彼らがこれまで忙しくて時間がなく、若い世代につたえられなかった事柄すべてを言い伝えることによって、崩壊した日本の家庭を修繕するという大事な宿題をまだやり残しているからなの。
最近、ある八十代の男性が六十代の人たちを礼儀正しさや思慮に欠けると叱りつけたってことを聞いて、私はほっとしたわ。これこそ、私たちが必要としていることだもの!すべてのお年寄りは私たちの間違いや怠惰な振る舞いを指摘し、いかによりよい人間になるかということを教えてくれなくちゃならないと思う。私は建設的な指摘は誰からだって喜んで受けるけど、 顔に美しくシワが刻まれたお年寄りに、その長い間すべてのものを見守ってきた、いまなお私のほぼ完璧な視力より鋭い観察眼をもったちいさな瞳に涙をうかべて告げられると、より素直に受け取ることができちゃうわ。
お年寄りはきっと若者たちがその姿を見習ってくれるだろうと考えたんでしょう。でも、不幸にも実際はそうじゃなかった。昼でも夜でも、街に一歩出ると男女の立場に大きな隔たりを見ることができるわ;お店やレストランは、暇つぶしに両親、ダンナ、子供の不満をぶつぶつ言っている女性でいっぱい。そんな「裕福な」愚痴だけじゃない;若いお母さんたちが赤ちゃんにジャンクフードを食べさせる日々を忙しく過ごすための溜まり場になっているファストフード店でも同じ事を耳にするわね。そのとき、夫たちは汗水たらして働き、お小遣いで牛丼にお新香をつけられるかどうかを心配しているっていうのに。
日本では、女性がお金を持っていて、間違いなく権力をも握ってる。そしてそれを誰かと共有しようって気なんかさらさらないの。お母さんが子供たちをお父さんから遠ざけることに成功したことで、いちばん損をしているのは男性と子供よ。お母さんは大っぴらに子供たちの前でお父さんのことを悪く言って、そのことで、子供たちはそんなお母さんをも尊敬しなくなる。夫たちは妻と子供を失い、子供たちは家庭の中で孤児になってしまったの。
でも、希望はある:まだ元気いっぱいのお年寄りたち!もし彼らがその残された宿題に手をつけてくれれば、あっという間に私たちをもっとまともな、そしてもっと賢い大人にしてくれるでしょうね。時間は刻々と過ぎているから、ぜひどうかすぐ始めて欲しい。
それでは、また。ホコテンから愛を込めて。

テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/05/20 16:22】 | Ginza Hokoten 物語(J/E) | トラックバック(0) | コメント(0)
Ginza Hokoten Story Ⅳ
Judit Kawaguchi
Ginza Hokoten Story Ⅳ

You forgot something…


Here in downtown Tokyo, highrises cast shadows over the river and the rows of small houses that are so closely glued together that the smell of miso soup from one home is immediately carried into the next. The elderly tend to their bonsai and flowers in narrow alleys, and they keep culture alive with night patrols and festivals.
On Sundays some of them stroll down the streets of Ginza, reminiscing about the days when streetcars ran on Chuo-dori and people had the right attitude and clothes, even if they were not considered fashionable. Those days many women still walked a few steps behind their men but maybe only so they could keep their eyes on them to make sure they were heading in the right direction.
I’m glad to see that the elderly enjoy their well-deserved, peaceful lives and I share both their happiness and their pain when they talk about the war and how they had to work so hard to reconstruct the country from the ashes to make it into this prosperous heaven for us. After my words of gratitude I am always sorry to remind them that their job is not finished yet and that they have to take good care of their health so they can keep on going for many more years to come not only because we would miss them terribly if they suddenly died but also because they have an important task left: to fix the broken-up Japanese family by teaching the younger generations everything they had no time to tell them before.
I recently heard a man in his 80’s scold a group in their 60’s for not expressing themselves politely and intelligently enough and I felt relieved. This is what we need! All the elderly should point out our misses, rude behavior and teach us how to be better humans. I welcome constructive criticism from anyone, but somehow I feel more humbled when it comes from a beautifully wrinkled face with little eyes covered in cataracts that have seen it all and are still sharper than my near-perfect vision.
I guess these elderly imagined that their good example would be copied but unfortunately that was not the case. A walk around any town day or night shows the great gender divide: stores and restaurants are filled with women having the time of their lives, complaining about their parents, husbands and kids. Not only the well-to-do whine: I heard the same in fast food joints where young moms spend their busy days feeding their babies junk. During that time the husbands are breaking their backs working and wondering whether their pocket money is enough for another gyudon.
In Japan women have the money and they certainly got the power, too and they are not ready to share it with anyone. Men and children got the shortest end of the stick since mom successfully alienated the young from dad by openly bad-mouthing him in front of them and that very behavior also cost her their respect. Husbands lost their wives and kids and the children became orphans within the family.
But hope is on the way: the still powerful elderly! If they put their heads to the task, they will whip us into wise and upright citizens in no time. Please begin because time is running out on us!
Till next time, from hokoten with love! JK
【2006/05/20 16:21】 | Ginza Hokoten 物語(J/E) | トラックバック(0) | コメント(0)
Judit Kawaguchi's (川口ユディ) FAN BLOG


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